お遍路21日目(結願)


お遍路21日目。最終日。

長かった1200㎞の旅も
今日で終わり。
天気は相変わらずぐずついているが
朝6時前に深い霧の中ホテルを出発。

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84番八栗寺まではおよそ6㎞。
最初の4㎞は平たんだが、最後の2㎞で
ぐっと坂を上る。昨日の屋島寺に似た感じ。

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ただ、最終日ということもあって
気持ちが高ぶっているせいか
いいペースで坂道をあがっていく。
途中朝ウォーキングしている方々に
ペースを引っ張ってもらい。
午前6時半にお寺に到着。

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参拝を済ませ、ちょっと早いが
納経いいですかって聞いたら
OKとのこと。6時45分にはお寺を
後にすることができた。

登ってきた坂道を下り、
国道に出たのち、ひたすら
東へ向けて歩く。
約7㎞の道のりを1時間で歩き切る。

午前7時45分に86番志度寺に到着。

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年末に参拝したのをよく覚えている。
天気がよければ海も近いので
景色がいいのだが、今日は霧で
あたりが良く見えない。。。

午前8時過ぎに志度寺を後にして
7㎞先にある長尾寺へ向かう。

ここもひたすら国道を5kmほど進み
川が出てきたところで旧遍路道に
入っていく。

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午前9時15分長尾寺到着。
参拝と納経を済ませて、
88番へ向けてどのルートを使うか
試案する。

本来であれば最短ルートもある
女体山超えの峠道を選ぶのだが、
天気が悪く足場が不安なため、
バスが通っている車道ルートを
選択する。距離は3㎞ほど伸びるが
基本的に道路は安定しているはず。

最後のステージ。距離にしておよそ16.5㎞。

午前9時半に長尾寺を出発。
まずは5.5㎞先にあるお遍路交流センターを
目指す。

あまり無理をせず、早歩きペースで
約1時間かけて午前10時半に交流センターに
到着。ここでお茶とお菓子のお接待を受ける。
あと、歩き遍路限定の認定書みたいなものも
いただく。いたれりつくせりだ。

午前10時55分にセンターを出発し、残り
11キロ。車道沿いを歩くとは言え、
結構な起伏がある。

トラックや大型車が勢いよくとおる道の
横をひたすら早歩きで駆け抜けていく。
峠を越えて下り基調になってから
走ろうとしたところ、雨が本降りに。。。
浄化の雨とはいえ、傘が必要なので
走ることもできず、ただただ雨の中を進む。

最後の曲がり角を超えて、88番まであと2㎞の文字。
雨が小雨になってきたので、最後位は走ろうと思い
ゆっくりとジョギングを開始。

12時37分。88番大窪寺到着。

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これで結願達成。
ちなみに偶然だが、今日は4月8日。
お釈迦様の誕生日に結願できたことも
何かのご縁だろう。

参拝と納経を済ませたのち、
記念撮影をパチリ。

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約1150㎞に及ぶ21日間の旅が
これで終了した。

終わってしまえばあっけないものだが
それなりの達成感がある。
またこの旅での気づきはあらためて
まとめていくことにしたい。

13時30分発のコミュニティバスで
志度寺まで戻り、3時過ぎの特急電車で
坂東駅を目指す。
途中板野駅で普通電車に乗り換えになったが
この坂東駅で外国人の集団とタクシーのおっちゃんが
何やらもめているような感じだったので、
首を突っ込んでみる。

単純に英語での意思疎通ができていないので
通訳を勝手出て、外国人パーティたちはタクシーでの
観光旅行に出発していった。

こちらは電車を乗り換えて坂東駅に向かい、
そこから1番霊山寺を目指す。
午後4時45分、ギリギリだが、霊山寺到着。

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お礼参りを済ませ、満願の納経をいただく。
ここで、先ほど別れた外国人集団とまた
会うことに。
一緒に旅しないかと誘われたが、今日中に
京都に向かうので、ということでそのまま
見送った。

坂東駅から徳島駅に出て、そこから高速バスで
一気に京都駅へ。

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京都駅でレンタカーを借り、一路高野山を目指す。
深夜中に到着して、明日朝一で参拝する予定だ。

今日はここまで。

廻ったお寺=85番~88番
走った距離=35.1㎞
総累計距離=1150.1㎞

<今回の歩きお遍路>

総累計距離=1150.1㎞(宿泊施設移動を除く)
費やした時間=20日12時間37分


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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