嘘の自己肯定


最近巷で
自己肯定感を上げるための
様々な話を耳にする

自分に何かトラウマがあり
それが自己認識を
ゆがめている場合は
正しい自己認識を持つことで
大きな変化を期待することができる

ところが
最近多いパターンは
本来の自分とは
かけ離れた
理想の自分を
あたかも本当の自分とみなして
自己洗脳をかけていく手法だ

これを続けていると
どうなっていくか

自分に嘘をつくことを
どんどん重ねていくことによって
本当の自分がわからなくなってしまう

現実の自分は
その認識の自分に
追いついていないから
そのギャップを埋めるために
どんどん無理することになる

ストレスもたまり
一見成功しているように見えても
それはまやかしでしかない

人の期待や理想に合わせて
どんなに時を重ねても
それは自分の人生ではない

自己肯定とは
理想の自分として
嘘をつきながら
生きることではない

できる自分
できない自分の
両方を素直に認めて
その上で
自分を生きること

まやかしの自己肯定感に
騙されてはならない

今日はここまで。

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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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