不確実性を超える


さまざまなビジネスの案件を
整理する中で最近心がけていること

それが

「不確実性を超える」

ということ。

情報流通量が少なかった時代は
世の中の流れも緩やかで
ある程度の先読みが可能であった。

現代は、圧倒的な情報量に加えて
クラウド化やオープン化、
AIなどの対応によって
人間の知能を超えたスピードで
世の中が動いている。

予測をすることには
あまり意味がなく
今ここに存在している世界の中で
自分がどう生きるかを絶えず
くみ上げていき、このプロセス上に
将来がプロットされていると
考えていいだろう。

このような生き方を進めていくとき
大きな障害になること、
それが「不確実性」である。

不確実なことには、かならずリスクは伴う。
そのリスクは人間感覚に変換されると
恐怖という感覚を生み出し、
本能の観点から人間はそこから
逃げようと行動することになる。

この不確実性から自分を脱却させるために
あるひとはネット上の情報で勉強し
あるひとは書籍の情報を参考にし、
あるひとは高額なセミナーに出たりする。

勉強は自分の思考軸を多様化させるうえで
有用ではあるが、万能ではない。
誰かの成功モデルが自分がやってそのまま
通用すると考えるのはとても短絡的だ。

それよりも、その背景にある考え方や
これに対する自分の反応を観察することで
自分の特性を知り、不確実性に対する
自分のパターンを学習する方がメリットが
大きい。

不確実性とその恐怖を乗り越えるためには
答え探しをすることではなく、
不確実な状態の存在を100%認めて
今の自分の負いうるリスク範疇の中に
抑え込むことが大切。
さらに言えば、この範囲の様々な実験の中で
新しい可能性を見つけ、広げ、現実化すること、
これがとても大切。

何かに依存することは
リスクの増大でしかない。

生まれてきた以上、
絶えず何かを生み出し、
表現しつつけ、
アーティストとして
存在しつづけていきたいものだ。

今日はここまで。

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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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