[30日目]スイスで痛恨のミス。。。


[30日目]

早朝のフライトで、
インドのデリーから
アブダビを経由して
スイスのジュネーブへ
やってきた。

途中アルプスを飛行機の
上から観る。
レースへの期待が高まる。

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スイスは気温が30度近くあるが
湿度が日本やインド、東南アジアと
全然違うのでとても快適。

入国審査もとてもスムーズで
およそ10分ほどで入国完了。

荷物をピックアップし、
予め予約を入れておいた
レンタカーブースへと足を運ぶ。

ここまでは順調だった。

レンタカーブースで
バウチャーとパスポートと
国際免許を提示。

すると、ナショナルライセンスを
提示してほしいと担当者が言う。
どうも国際免許だけでは
免許として通用しないらしい。

これまでたくさんの国で運転したが
国際免許だけ提示してレンタルを
断られたことがなかったので、
日本の免許は今回自宅に置いてきて
しまっている。

窓口でとにかく上の担当者に電話を
つないでほしいと懇願し
直接上司と話をするも
万一警察に捕まった場合
あなたも会社も大きなダメージを
受ける可能性があるから
絶対にダメだという。

パソコンに日本の免許のコピーを
保存していたことを思いだし、
コピーではだめかと確認したが
NOの一点張り。。。

空港にある全部のレンタカー会社に
確認しても答えは同じ。
スイスではどうもそのルールが徹底
されているようだ。

(後で調べて分かったが、スイスは
ジュネーブ協定に調印していないため
国際免許と日本の免許の両方の携帯が
絶対条件らしい。ドイツも同じ。)

予約している宿も
レース会場への移動も
すべてレンタカーをベースに
考えていたので
車がないと話にならない。

どうしよう。
一瞬頭が真っ白になるものの
ふと、一つアイデアが浮かぶ。

「そうだ、フランス側ではどうだろう。」

ジュネーブはフランスとスイスが密接に
接している町で、空港もゲート一つで
スイスサイドとフランスサイドに
分かれている。

こんな感じ。

IMG_6873

空港内を30kg超の荷物をもって
足早に移動。
フランス側の搭乗窓口の奥ばった所に
4社ほどレンタカー会社を発見。

この中で3社はスイスと同じ対応で
NGだったが、唯一HEAZレンタカーは
国際免許だけでも貸すことはできると
いう回答。

一瞬だったが、一筋の光が差し込んだ。

でも今週はUTMBウィークということで
車はすべて予約でいっぱいということ。
空港以外にHEAZの支店が無いか尋ねたが
かなり遠くて現実的ではない。

店員がいろいろと頑張ってくれて
唯一空いているという1台の車を
探し当ててくれた。
ただ、それがコンパーチブルタイプの
超高級車。
値段を聞いてみると5日間レンタルで
20万円。。。。

さすがにこれは無理。

やるだけのことをやったので、
発想を転換することに。
落ち着くために空港の奥にある
Migrosというスーパーで
ジュースとアイスを購入して
とりあえず一息つく。

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本当はレース後、レンタカーで
イタリアのミラノやモナコ、
フランスの海岸線や田舎の町を
散策する予定だったが、
これをすべてキャンセル。

キャンセル料が痛い。。。
。。。心の声。。。

で、まずは空港から約10㎞ほど
離れている宿へチェックインして
WIFIを確保してから
対策を練ることにした。

タクシーで約15分ほどで
宿へは無事に到着したのだが、
このタクシー料金がバカ高い。
ちなみに日本円で6000円。
スイスの高物価の洗礼を浴びた。

宿はフランス側にあるので、
一泊4000円で2泊で8000円と
リーズナブル。
宿の窓口で聞いてみると、
タクシーを使って空港へ戻るときは
8000円かかるらしい。
二日分の宿代よりも往復のタクシーが
べらぼーに高い。。。。

背に腹は代えられないので、
2日後の朝、空港行きの
タクシーを予約した後、
部屋でネットで徹底的に調べてみる。

シャモニーの宿はどこも満室で
空いているのは1泊5万円もする
高級なものだけ。
今回、4泊はしたいので、
またここでも20万円コースだと
レンタカーの時に提示された金額との
奇妙な一致感を覚えながら、
いろいろと模索してみる。

エアビのサイトで検索をしたところ、
シャモニーの町の中心から
数百メートルのところにあるアパートが
奇跡的に空室となっていたので、
即オーナーに連絡して部屋を抑える。

4日間で約6万円。
割高だが、20万円に比べればOKだろう。
前半2日間はレースに集中し、
後半はモンブラン散策を楽しむという
旅の目的の焦点を絞った。

シャモニーまでは
空港からいくつもの
シャトルバスが出ているので
これをネット上で予約。
往復でおよそ40ユーロ。
距離は100㎞弱あるので
往復でこの料金は安い!

あとシャモニーから戻ってきた
最終日のジュネーブ空港近くの
宿を確保。
最悪歩いて空港まで行ける
距離のところを予約。
タクシーでの移動がトラウマに
なってしまった。。。

すべての手続きが終わったら、
夜中の12時を回っていた。

今日は本当に疲れた。。。
こんな状態でトレイルレース、
大丈夫だろうか。。。

あとのことは
明日起きてからまた考えよう。


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この記事を書いた人

静岡県出身。東北大学工学部応用物理学科卒。
1993年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大手会計システムの設計・開発・データ移行に携わる。同社戦略グループへ配属後、医療法人システム導入PJT、大手石油会社業務改革に従事。同社を退社後、個人で複数の中小企業を相手に経営診断、営業支援を実施した後、1998年(株)ベルハート入社。発信型テレマーケティングメソッドの開発・導入指導をしつつ、1999年Bell Heart Inex Le Corp.代表として台湾へ赴任。同事業黒字化の後、代表退任し帰国。

2000年(株)ラストリゾート入社。国内拠点、海外拠点の拡大に従事。同年、同社取締役。2002年、同社取締役事業本部長就任。2006年代表取締役に就任。2009年同社代表退任後、数々の新規事業、新会社設立に参画。コンサルティングや経営参画しつつ、多くのプロジェクトに足を突っ込む根っからのお節介。
生涯調達資金額が70億円を超える資金調達のスペシャリスト。

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